正式名称:1Uラックマウント型サーバ
読み:ワンユー ラックマウントガタ サーバ
ラックマウント型サーバでは、ラックに収めることから本体サイズの制限がある。
ラックの規格は、EIA(米国電子工業会)によって標準化されており、ほとんどのサーバ・ラックがこの規格に準拠している。
EIAの規格では、幅19インチ(482.6mm)で、1U単位で高さが決められている。
薄型のラックマウント型サーバの高さを示す「1U」や「2U」というのも、「ラックのこの高さに入る」という意味である。
日本のJIS規格にも「電子機器用ラック」として規格化されているが、EIA規格とは幅と高さの単位が異なっている(JIS規格は幅480mm、高さ50mm)。
しかし、JIS規格は、サーバ用としてはほとんど使われていないので気にする必要はない。
EIA規格の19インチ幅には、サーバをラックに取り付けるための専用金具(通常は引き出し可能なレールとなっているものもある)のスペースが含まれる。
幅については、あまり問題になることはないようだが、高さには注意が必要だ。
特に1Uや2Uサイズの薄型サーバの中には、高さがギリギリのため、レールや取付金具が干渉するなどして、ラック内に隙間なく搭載できないものがある。
こうした場合、ラックの取り付け部分の1つ置きに搭載することになり、せっかくの薄型のメリットが半減してしまう。
また、取り付け用のネジ穴にも注意が必要だ。
EIA規格では、ユニバーサル・ピッチ(15.875mm−15.875mm−12.700mmの繰り返し)とワイド・ピッチ(31.750mm−12.700mmの繰り返し)の2種類のネジ位置が定められている。
サーバの取付金具によっては、ラック側とのピッチが合わないこともあるので注意したい。
本体サイズでもう1つ気を付けたいのが、奥行きだ。
幅と高さについては、業界標準があるものの、奥行きについては明確な規格がない。
特に、最近ではサーバの高性能化・高機能化に伴いケース内の体積を増やす必要が生じ、その結果奥行きが長くなる傾向にある。
1998年ごろの平均的なラックマウント型サーバと比較して、最近のサーバは5cm以上長くなっているようだ。
つまり、1998年当時導入したラックに現在のラックマウント型サーバを搭載すると、最悪の場合、ラック背面の壁などにサーバが当たってしまう可能性がある。
壁に干渉しないまでも、以前のラックに搭載した場合、背面の作業スペースやケーブル配線のためのスペースが少なくなるのは間違いない。
忘れがちだが、購入前にサーバの奥行きの長さは確認しておきたい。
|